梅雨だというのに、毎日お天気の日が続いています。ジメジメした季節から解放されて洗濯物はカラッと乾いているものの、心配なのは私たちが生きていく上で欠かせない「水」についてです。
6月16日には、「首都圏の水がめ」とされる利根川水系8ダムの貯水率が同時期の過去25年間の最低量に低下したことを受けて、関東の1都5県(東京、茨城、千葉、栃木、埼玉、群馬)で10%の取水制限が行われています。
このまま雨が降らないとさらに深刻な事態にも。大切な水を無駄遣いしたいためにも、洗濯の水を節水して、今年の夏に備えましょう。
洗濯の水をなるべく節水する方法とは?
そこで、洗濯の水を減らすためにできることを考えてみます。水不足を乗り切るには、一人一人の心がけが大切です。ぜひひとつでも実践してみましょう。
お風呂の水を再利用する
洗濯機で洗濯をするとき、お風呂の残り湯を使えば、その分節水になります。 何日も入浴に使った残り湯は汚れていますが、毎日お湯を入れ替える場合は洗いやすすぎ、すべてに使っても問題はありません。 どうしても抵抗がある場合は、最初のすすぎは風呂の残り湯を使い、最後のすすぎは水道水を使うようにしましょう。
少量なら手洗いをする
手間はかかりますが、洗い桶や洗面台にお湯をはって手洗いをすると、洗濯機よりも節水することができます。 電気代も多少浮いて一石二鳥かもしれません。
洗濯機のスピードコースで洗う
全自動洗濯機には、「標準コース」、「スピードコース」などの洗い方があります。洋服の汚れが目立たない場合は、コースを使い分けて、節水を心がけましょう!
たいていの汚れは10分洗えば、しっかり落ちるといいます。スピードコースで問題がなければ、以後のお洗濯もスピードコースにすれば洗濯機を回す時間が大幅に短縮されるので、電気代も水道代もかなり節約できます。
洗濯物の量を80%にする
洗濯機は洗濯容量が決まっています。この容量いっぱいだったり、容量を超えた量を洗うと負荷がかかって多くの電気を消費してしまうのだとか。そこで、洗濯容量は洗濯槽の中で洗濯物が水流を作る程度に抑えましょう。適切な水量で、高い洗浄効果を発揮することができます。
洗いとすすぎは1回にする
すすぎの回数を1回にすることで、かなりの節水が期待できます。洗い残りが気になる場合は、すすぎが1回ですむエコ洗剤を使うことをオススメします。また、衣類同士の摩擦による劣化を防ぐこともできるのもうれしいところ。
節水グッズを使う
「洗濯ボール エコサターン」は普通の汚れであれば、7種類の特殊セラミックスによって水道水を洗浄力のある水に変える、洗剤がいらない洗濯ボールです。洗剤を使わないため、すすぎが1回ですむので大幅な節水になるほか、排水を汚さないので、とってもエコです。
洗濯ボールエコサターン
価格:2,825円
節水タイプの洗濯機に買い換える
洗濯機を買い替える時は、節水タイプのものを選びましょう。特に、洗濯回数の多い家庭では節水効率も高まります。節水タイプの洗濯機は、従来のものより、少ない水量でしっかりと洗えます。節水・節電で料金が安くなるので、長い目でみると安い買い物かもしれません。