夏休みも終わり……今年着た浴衣を洗ってみましょう!

今年の8月は記録的に雨の多い1か月でした。まるで梅雨時期のように、なかなか洗濯物が乾かなくて困った方も多かったのでは? 夏休みも終わりに差し掛かって、これから残暑が厳しくなるといいます。そこでせっかくの晴天を活かして、夏の洗濯物を片付けてしまいましょう! 今回は夏祭りや花火大会で大活躍した浴衣の洗い方をご紹介します。

 

水洗いできるか洗濯表示をチェック

まず家で洗う前に、浴衣の洗濯タグを確認します。タグに「桶」のマークがついていたら洗濯ができます。水の温度設定も必ずチェックを。表示通りに取り扱います。表示の「桶」に「×」がついていたら、クリーニング店など専門店に任せましょう。

初めて洗うときは色落ちテストを忘れずに。テスト方法は目立たないところに液体洗剤の原液をつけて5分ほど置いて白い布で押さえます。色が布についた場合は、色落ちの可能性があります。浴衣の柄の中に薄い色があるものは色が移ってしまうことがあるので、クリーニング店に相談しましょう。

 

浴衣はしっかりたたんでから洗いましょう

浴衣を洗う際は、生地が傷んでしまったり、ほつれ、型崩れを防ぐためにもたたんでから洗います。まず、たもとのホコリをとります。そして左右の袖口をあわせて、袖だたみをします。さらに身ごろを4つにじゃばら状に折りたたみます。洗濯機で洗う場合は、ジャストサイズの洗濯ネットに入れます。洗濯機のコースは「手洗い(ドライ)コース」を選びます。最後にのり剤を使うとパリッと仕上がり、アイロンも楽になります。脱水はシワを防ぐためにも短めがオススメです。

手洗いの場合は、洗濯桶に30度以下の水を張り、おしゃれ着用洗剤を入れます。そこにたたんだ浴衣をつけて、押し洗いをします。すすぎは同量の水にのり剤を入れ、再度浴衣をつけます。最後に軽く脱水して干します。

 

浴衣の形を整えて日陰干しし、アイロンで仕上げを

浴衣のシワを伸ばし、えりや縫い目の方向を整えます。浴衣を二つ折りにして、竿にかけて干します。ハンガーに干すときは、型崩れをふせぐため、和服用ハンガーがオススメです。最後は適切な温度でアイロンをかけます。