いい香りで健康な毎日を。香りと健康の深いつながりとは?

2月がやってきました。まだまだ寒く、冬特有の乾燥した日が続いています。気象庁が発表している過去20日間の降水量をみると、日本海側では平年を上回っていますが、太平洋側では平年を大きく下回る地域が多くなっています。特に、東京は1月中旬から下旬にかけて降水量が0.0ミリとカラカラ状態です。これほど降水量が少ないのは1976年以来41年ぶりなのだとか。乾燥が続くと気をつけたいのが、体調の管理です。乾燥が続くと風邪を始めとするウイルスに感染しやすくなり、インフルエンザが急増しています。
風邪やインフルエンザを予防するには、うがいや手洗いも大切ですが、それ以前に「免疫力」を上げておくことも重要なポイントです。そこで今回は、免疫力強化にも有効な「香り」について考えてみました。

 

「プルースト現象」で健康に!?

香りは、人の情緒や記憶をつかさどる脳の大脳辺縁系に直接作用されると言われています。大脳辺縁系は、欲求や好き嫌い、独創性などを作り出すと実証されています。また、免疫系と関係している視床下部とも密接にリンクしています。つまり香りは、免疫系に大きな影響を与えることがわかります。

香りから記憶がよみがえることは「プルースト現象」と呼ばれ、最近の研究では、この現象が脳や体を活性化させることがわかりました。つまり、心地いい、楽しい、幸せ、懐かしいなどのよい記憶とリンクしている香りをかぐと、体がリラックスし、健康へと改善できるのです。香りは、香水、エッセンシャルオイル、柔軟剤、ボディクリームなどどんなものでも構わないといいます。

 

免疫強化できると言われているアロマとは?

ヨーロッパでは医療にも取り入れられているアロマ。アロマによっては、免疫力をアップしてくれるとされるものもあります。そこで、より免疫力をアップしてくれると言われているアロマを知って、効果的に取り入れてみましょう。

「ティートゥリー」は、うがいや消毒などに最適で、抗感染作用があると言われています。「ユーカリ」は、1,8シネオールという免疫力を高める成分があり、免疫細胞の働きを整えたり、成分細菌やウィルスの増殖を抑制するなどの効果があるのだとか。「ラベンダー」は、心と身体の両方に働く万能アロマ。免疫と密接に関係する副交感神経の働きを活発にし、免疫に対して影響力のあるオイルとしても知られています。
そのほかには、サンダルウッド、カモミール、プチグレイン、ミルラ、レモン、ライム、ニアウリ、ローズウッド、ペパーミント、スィートマジョラムなどがあります。

これらの香りのオイルを使ったり、アロマが配合された製品を使って、日頃から免疫力アップを目指しましょう!