スポーツの秋到来! 泥汚れをきれいに洗濯するには?

思わず外で過ごしたくなるような、カラっと気持ちのいい秋晴れの日が続きます。秋は運動会やイベントなど外で体を動かすことが増えるシーズン。思い切り体を動かした後の衣類は、汗、泥汚れなど、いつも以上にお洗濯が大変です。特に、泥汚れはなかなか落ちない……と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は泥汚れをスッキリ落とす洗濯方法をご紹介します。

 

それぞれの汚れには種類と特性があった

実は汚れには種類があり、それによって落とし方が異なることをご存知ですか?それぞれの種類の特性を知らずに落とそうとすると生地を傷めてしまったり、全く汚れが落ちなかったり、効果がありません。そこで知っておきたいのが3つの汚れ。

・水溶性(水に溶ける性質):汗、塩、砂糖、醤油、果汁、肉汁、アルコールなど
・油溶性(油に溶ける性質):皮脂、食用油、グリース、口紅、ファンデーションなど
・不溶性(水にも油にも溶けない性質):土、ホコリ、スス、スミなど

水溶性の汚れは、水だけでも落ち、洗剤を使えばより効果的に落とすことが可能です。油溶性の汚れは水洗いでは落ちず、ドライクリーニングなどで使われる有機溶剤で落とすことができます。一方、不溶性の汚れは水にも油にも溶けない困りものです。

 

不溶性の泥汚れを落とすには?

泥汚れは繊維の内部に入ってしまうとより落とすのが大変です。そこで、まずは衣類の表面についた汚れをブラッシングで落とします。そのあと使うのは、固形石鹸。固形石鹸は浸透と分散の作用が強いので繊維によく絡みます。生地に石鹸をつけたら水でもみ洗いをして、ぬるま湯ですすぎます。落ちないからといって生地と生地をゴシゴシこすって洗うのはNG。繊維が傷ついて汚れが繊維内部に入り込んでしまいます。もみ洗いを何回か繰り返すことで、ある程度汚れも落ちているはず。そのあとは、いつも通り洗濯機で洗濯をします。

少し面倒ではありますが、固形石鹸で予洗いをすることで、泥汚れを落とすことができます。