秋の日はつるべ落としという言葉の通り、あっという間に日が暮れる時期になりました。突然暗くなってしまい、ちょっとさびしい気持ちにもなりますね。
アーユルヴェーダでは、この季節「ヴァータ」(風というエネルギーから乾燥、変動性という性質を表す)が増えると言われています。心が不安定になりやすく、ストレスが増大し、体調を崩しやすくなるのだとか。実はこのストレス、放っておくと思わぬ不調を引き起こすことも。
そこで、今回は、ストレスを解消してくれる効果がある、アロマの香りについてご紹介します。
アロマの香りには、こんな効果も
よく耳にするアロマテラピーとは、芳香療法のこと。ハーブなどの芳香植物から抽出した天然精油を使い、心や体の不調を緩和します。絶世の美女クレオパトラも香油を使い、バラなどの香りを身にまとっていたそう。
香りをかぐことは、心理的な効果が大きいと言われています。人間の持つ5つの感覚の中で、臭覚だけが唯一古い脳を刺激することができるのだとか。
ストレスに効くアロマの香りとは?
お部屋の中を香りで満たすためには、アロマデュヒューザーを使ったり、手軽にアロマスプレーを使うのもいいですね。
その際は、ストレスやイライラを和らげてくれる香りを選ぶと効果的です。個人差があるので、いい香りだなあと感じるものを使いましょう。
◼︎カモミール(カミツレ)
ヨーロッパで昔からリラックス効果があることで親しまれてきたハーブ。不眠症や不安神経症などの緩和にも。
◼︎イランイラン
イランイランの香りからは、心を癒す脳内分泌物質「オキシトシン」が分泌されると言われています。抗うつ効果が期待でき、ストレス緩和も。
◼︎ラベンダー
比較的誰にも好かれやすい香りのラベンダー。ストレスを軽減して、副交感神経を高める効果があります。また免疫力のアップにも。
◼︎サンダルウッド
深いウッディーな香りのサンダルウッド。緊張や不安を和らげ、平穏な気持ちにしてくれる効果があります。瞑想したい時にもぴったり。
◼︎オレンジ・スウィート
年齢を問わず人気の高い、甘酸っぱい香りのオレンジ・スウィート。リフレッシュやリラックス効果があり、前向きな気持ちにしてくれます。
ちょっと気分が落ち込んだ時は、季節の変わり目だからと割り切って、アロマの香りに頼ってみましょう。きっと思った以上に毎日を気持ちよく楽しめると思いますよ。