いよいよ12月が近づいてきました。
暖かな日が続いたと思ったら、東京で観測史上初の11月の積雪があったり、今年の冬は寒暖の差が大きく、体調を崩しがちです。ところが今年の冬は平年並みの寒さとも言われています。ここ数年は暖かな冬が多かったので、より寒く感じるかもしれません。
実はそんな今年の冬、洗濯、衣料品業界では大きな変化が起こります。その理由は、衣類などの裏につけられている洗濯表示が12月1日に変わるため。これが従来のJIS規格のものから、世界規格の絵表示に変更されることになりました。
何も知らずに見ると、なんのことやらわかりづらい暗号のような新絵表示。コツさえ覚えてしまえば、簡単で便利な表示です。早速覚えてしまいましょう。
覚えるべきは記号の絵記号の規則性!
今までの洗濯表示は、桶の上に「手洗イ」と書いてあったり、◯の中に「ドライ・セキユ系」と表示してあるなど、日本語も多く、なんとなくパッと見た感覚で記号を捉えることができました。しかし新たな絵表示には、日本語表記はありません。しかも、絵表示の数も22種類から41種類へと大幅に増えてしまいます。
しかし、悪いことばかりではありません。今までの絵表示は、水で洗えるか、洗えないかなど曖昧な表記だったのに対して、新しい絵表示は「洗濯の上限」を明記しているので、洗濯物の取り扱いに関しては、より効率的でわかりやすくなっています。
出典:経済産業省・新しい洗濯
新表示は大きく分けると、
洗濯方法「桶マーク」、漂白「△」、乾燥「□」、アイロン「アイロンマーク」、クリーニング「◯」の5つ。
表の左ほど重要で、家庭でのお洗濯で見るべきは、洗濯方法「桶マーク」と漂白「△」の2つです。逆に「◯」はクリーニング業者向けの表示なので、覚える必要はありません。
それぞれの記号につけられている不可記号は、温度や強さを表します。
線は強さ。
線が多いほど、「弱く」なります。
例えば、このマークは、『液温40度を限界として、洗濯機で非常に弱い洗濯ができる』ということになります。
点は温度。
点が多いほど、「高く」なります。
「・」は110度、「・・」は150度、「・・・」は200度を限界とすることを表します。数字は今まで通り「温度」です。
つまりこのマークは、『底面温度を200度を限界とし、アイロン仕上げができる』という意味になります。
「×」は今まで同様に「禁止」です。
困った時はスマートフォンアプリがオススメ!
スマートフォンで洗濯表示を調べられるアプリも登場しています。その名も「これ洗える?」。洗濯表示をチェックして、洗えるか洗えないかを表示してくれます。洗濯方法に困った時に使ってみてはいかがでしょうか。
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