長かったゴールデンウィークも終わり、いつもの生活に戻りつつあります。
気温が高くなる日も多く、夏が近づいているのを感じます。一方で、気になるのは、黄砂の飛来です。
5月6日には、西日本を中心に、2017年初めて黄砂が観測されました。黄砂の初観測が5月にずれ込むのは、1967年の統計開始以来、初めてだと言います。
黄砂がひどい地域では、うっすらと積もってしまうところも。実はこの黄砂、花粉よりも怖いと言われています。そこで今回は黄砂の時期のお洗濯について考えてみます。
黄砂はどこから飛んでくる?
黄砂は中国のタクラマカン砂漠、ゴビ砂漠、黄土高原などから風に乗って飛んできます。この3つの砂漠だけで、日本国土の5倍もの面積になります。
これら地域の砂が偏西風(ジェット気流)に乗って日本にやってきます。偏西風はなんと飛行機が飛ぶ高さと同じ1万メートルもの高さになります。偏西風は速度が早く、黄砂が気流に乗ると日本へは4日間程度で到達するのだとか。
これだけ大量の黄砂が飛来すると、遠方がかすんで見えたり、車のウィンドウに砂が積もってしまうこともあります。
黄砂が怖い理由とは?
黄砂はPM2.5などの有害物質が付着して飛んでくることがあります。黄砂の粒子は、スギ花粉の千分の一
やはり心配なのは人体への影響です。気管支や肺に影響し、
また、体内に入った黄砂は血管に詰まり脳梗塞を起こすこともあるのだとか。そこでまず、ニュースやネットで黄砂情報をチェックして、黄砂が多く飛来する日は、外出時はマスクやメガネをすることをおすすめします。
黄砂の時期の洗濯方法
黄砂は花粉より粒子が小さいため、より注意が必要だといいます。
この時期は花粉シーズンと同様、洗濯物を外に干さないことが重要です。どうしても干したいという方は、飛散量が少ない日を選んだり、取り込む時に洗濯物を振って黄砂を落とすようにしましょう。
また、残り湯で洗濯をしている場合は、体に付着した黄砂がお湯に混じっているので、使わない方がいいかもしれません。
さらに洗濯時には柔軟剤を使いましょう。部屋干しの嫌な匂いを防ぐだけでなく、静電気の発生を抑え、黄砂の付着を防ぐ効果があります。部屋干し時には空気清浄機を使うとより効果的です。