本格飛散開始! 洗濯物に花粉を寄せ付けない方法とは?

3月になると寒さもゆるみ、大量にスギ花粉が飛ぶ日も増えはじめます。スギ花粉飛散のピークは、
福岡では2月下旬から3月上旬
高松・広島・大阪・名古屋では3月上旬から中旬
金沢と仙台では3月中旬から下旬
東京3月上旬から4月上旬
となる見込みで、多く飛ぶ期間が長いのも特徴です。この期間は、まだ花粉症ではない方も洗濯には注意が必要です。そこで今回は、花粉を寄せつけない洗濯方法をご紹介します。

 

まず、家に帰ってきたら

花粉の大きさは20~30μm。髪の毛の直径は70μmほどなので、実際には目に見えません。そのため、衣類に花粉がついているかは見ることができませんが、花粉は受粉のためにくっつきやすい性質を持っているため、外出後の衣類にはかなりの量の花粉がついていると考えられます。そこで、衣服についた花粉を持ち込まないために、家に帰ったら、衣服についた花粉をはたいてから入ることがオススメです。花粉がつきづらい表面がツルツルしたものを着るのもいいでしょう。

 

洗濯物は部屋干しに

この時期、花粉が飛散している屋外は、洗濯物に約740万個もの花粉がつく可能性があり、オススメできません。洗濯物は花粉シーズンが終わるまで、室内干しで我慢しましょう。室内干しの場合は、菌が繁殖してしまうとニオイがついてしまいます。ニオイの原因は、洗濯で落としきれなかった酸化した汚れと湿度によって菌の増殖。洗濯機で洗う際に、きちんと汚れを落とすように気をつけましょう。

どうしても屋外で干す場合は、花粉飛散情報をよく見て、飛散する花粉量の少ない日を選びます。また室内に取り込む際は、しっかりとはたいて花粉を落としてから。その際は、マスクや眼鏡の着用をしておいたほうがいいでしょう。

 

柔軟剤で静電気を抑え、花粉を寄せつけない

柔軟剤には静電気を抑える効果もあります。柔軟剤を使うことで繊維の表面が滑らかになり、摩擦による静電気を発生させにくくすることができるのです。つまり花粉付着の予防も期待できます。洗濯の最後に柔軟剤を使うことで、花粉の付着を約30%も減らすことができると言います。普段柔軟剤を使う習慣のない方もこのシーズンは、柔軟剤を使ってみるといいかもしれません。