タオルがグレーに…“逆汚染”防ぐ正しいお洗濯とは。

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白いタオル、たった数回洗っただけなのにグレーになってしまったこと、ありませんか? 色柄ものとは別に洗ったのに黒ずむ、キレイに洗ったはずが匂いが取れない、洗濯物にホコリや汚れがついている、そんな経験がある人も多いはず。
それらすべて、もしかしたら”逆汚染”という現象のせいかもしれません!
今回は、”逆汚染”を防ぐお洗濯のコツをご紹介します。

 

“逆汚染”って、なあに?

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簡単に言うと”逆汚染”とは、そもそもはクリーニング店で行うドライクリーニングの時に起こる現象で、管理やお手入れが悪かったりして汚れてしまったドライクリーニング溶剤によって、洗濯物がグレーがかった色等に変色してしまうことを言います。

ところが最近、家庭のお洗濯でもその逆汚染が話題に。というのも、ドラム式洗濯機が普及してから、従来の縦型式よりも節水はできるものの、その少ない水で洗うことが逆汚染の原因のひとつとなっているから。

それによって、キレイにしようと洗った洗濯物に、汚れが戻ってしまったり、あるいは別の汚れが付着する。それが”逆汚染”です。

 

“逆汚染”を防ぐ、お洗濯のコツをご紹介

洗濯物を色や素材で分別して洗う

色移りや、ほかの洗濯物の繊維が付着するのも、逆汚染のひとつ。色別や素材別はもちろん、大切な衣類などはネットを利用して洗いたいもの。ちなみに、ポケットの中の出し忘れたレシートなどが溶け、洗濯物が汚れてしまうのも逆汚染です。ご注意を。

汚れ物と普通の洗濯物を一緒に洗わない

大きな食べ飲みこぼしや、汗や泥で汚れた体操着などを、そのまま洗濯機に入れ普通の洗濯物と一緒に洗うと、その汚れを他の洗濯物が吸収し逆汚染となることも。汚れがひどいものはまず手洗いしたり、二度洗いするなどの注意が必要です。

洗濯機に洗濯物を詰め込み過ぎない

ついつい洗濯物が溜まってから回そう、となりがちなお洗濯。洗濯物の量が増えると、水量が足らずに汚れがすすぎきれず、その残った汚れは別の衣類に付着するおそれも。あくまで一度に洗う洗濯物は、洗濯機の6〜7割程度で余裕を持って回しましょう。

洗剤や柔軟剤は量を守る

量を増やせば効果もアップする?と思われがちな洗剤や柔軟剤。しかし多過ぎると衣類に残ってしまい、それが新たな汚れに。肌に直接触れるものに薬剤が残るのは避けたいもの。柔軟剤の使い過ぎでタオル類がグレーにくすむこともあるので気をつけて。

洗濯槽も季節に一度は掃除する

洗濯槽は意外に汚れていて、そのカビや汚れが逆汚染し、白いタオルやシャツがグレーにくすむ原因に。洗濯機によってお手入れ方法は異なりますが、お掃除用の洗剤を入れ洗濯機を回すだけで済む機種も。季節に一度は洗濯槽のお掃除を心掛けて。

できるかぎり風呂水の再利用は避ける

節約やエコの面から考えると、残り湯を使うお洗濯は賢い方法かもしれません。しかし、夏場や家族みんなが浸かったお風呂のお湯は、細菌や汚れ、タンパク質など逆汚染の原因の宝庫。使用の際は、あまり汚れていない時に限るなど、見極めが大切です。

 

いかがでしたか?
思春期の女の子の「お父さんの靴下と一緒に洗わないで!」なんていう、切ないお話しも聞きますが、もしかしたら無意識に”逆汚染”を知っていたのかもしれません(笑)。

せっかくキレイにするためのお洗濯ですから、洗う前より汚れているなんていう”逆汚染”をしないよう、気をつけたいものですね!