空気の乾燥で静電気が気になる季節。衣類を脱ぎ着する時に、パチパチしたり、スカートが足にまとわりついてしまったり……些細なことではありますが、イヤな気持ちになります。
この静電気は、摩擦で帯電したものが放電された状態を指します。一般的に、湿度20%以下、気温25℃以下で起きやすいと言われています。加湿器を使って部屋の湿度を上げることで、静電気の発生を抑えることができます。
とはいえ、静電気は、ドアノブやエレベーターのボタンを触った瞬間に起きることもあります。そこで、洗濯で静電気を抑える方法をご紹介します。
家にあるものを使って、洗濯で静電気を抑える!
静電気は衣類の繊維がこすれ合って起こります。洗濯しながら衣類の静電気を起こらないようにすることができれば、一番効率的です。今回ご紹介するのは、どこの家にありそうな2つのアイテムです。
静電気の発生に困ったら、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
※場合によっては効果がないこともあります。ご了承ください。
◼︎リンス(コンディショナー)
①リンス(コンディショナー)を用意する
普段使っているものでOK! 試供品など使わないものを使用するのもいいでしょう。この方法は、柔軟剤よりも効果があるとも言われています。
②仕上げ剤の代わりに「リンス(コンディショナー)」を投入する
洗濯物は6〜7分目程度に。洗濯物約4.5kgに対し、大さじ2杯を入れます。多すぎても少なすぎても効果がないので、分量はきっちりと。
③仕上げの脱水はやりすぎないのもコツ
脱水は普段より少し短めにしましょう。
◼︎アルミホイルのボール
①アルミホイルをボール状に丸める
家にあるアルミホイルを直径5〜8cmくらいの大きさになるまで、できるだけきっちりと固めてボール状にします。
②乾燥機の中に入れる
普段の洗濯なら1つでOK。ブランケットなどの大物を乾燥させる時は、2つ入れるとより効果があるのだそう。
静電気は洋服のコーディネートでも防げる!
静電気は重ね着をするときに「異素材」同士だと起こりやすいと言われています。例えば、ポリエステルはマイナスに、ナイロン、ウールはプラスに帯電しやすいので、これらを合わせると静電気が起きやすくなります。
そこで便利なのが綿(コットン)素材。綿は帯電しづらく、異素材同士の組み合わせでも静電気が起こりづらくなります。つまり、異素材をコーディネートしたい時は、コットンを上手に利用するのがオススメです。また、同じ素材を組み合わせれば静電気が起きづらいので、衣類をタグをチェックしてみましょう。
イヤな静電気は、ちょっとした工夫で簡単に抑えられます!