買ったばかりのころは、あんなにふわふわだったのに……そんなごわごわタオルを毎日使っていませんか?
実はタオルは洗濯によって繊維が傷んでしまうため、洗濯回数30回が使用の目安なのだそう。毎日洗濯したとしたら、約1か月……衝撃の事実です。
でも、繊維さえ傷んでいなければ、ふわふわに復活させる方法があるんです!
ごわごわタオルの原因は、繊維だった!
最近人気のドラム式洗濯機。従来の縦型洗濯機と洗い方に違いがあるのをご存知ですか? ドラム式洗濯機の方が節水ができるのも洗い方の違いによります。
縦型洗濯機は、たっぷり水を使い、洗剤を泡立て、洗濯物をもみ洗いするようにかき混ぜながら洗います。一方ドラム式洗濯機は、ヨコ型なので、洗濯物を持ち上げては落として洗う、たたき洗いです。
そのたたき洗いが繊維を痛める原因となりやすく、タオルのループを寝かせてしまい、ごわごわになっていたのです。
試してみたい! ふわふわタオルに復活させる方法
1. 洗濯時の洗剤の入れすぎに注意!
洗濯をする時は、洗濯機に洗濯物を入れすぎるのはNG! さらに水量を少し多めに設定しましょう。
汚れを落としたいからといって、規定よりも洗剤を多めに入れてしまうと洗濯物に洗剤が残ってしまいます。それが繊維を痛めたり、ごわごわする原因に!
洗剤を使い過ぎず、しっかりすすいで、乾燥機で乾かすのは、有効な方法です! 乾燥機は温風で乾かすため、繊維を立たせてふんわり仕上げてくれます。
特にコインランドリーの乾燥機は業務用で、ガス乾燥機も多く、気持ちよくふんわり乾かすことができます。
※コインランドリーの乾燥機についてはこちらの記事をご覧ください!
コインランドリーの乾燥機は実力派。そのメリットを知って、賢く利用しよう!
2. 20回上下に振って繊維を起こしてから干す
乾燥機で乾かさない場合は、タオルの端を持って、20回ぐらい上下に振ってタオルの繊維を起こしてから干しましょう。繊維を寝かせたまま干すのはごわごわタオルの原因です。
さらに、直射日光に当てたり、乾燥させ過ぎるのもごわごわのもとになってしまいます。
3. クエン酸で中和させる
最近では、すすぎ洗いが1回で済む洗剤も増えています。ただ、きちんと洗剤を洗い流せていないと、洗剤が繊維についたまま固まってごわごわになります。
洗剤残りが心配な時は、洗剤のアルカリ性を酸性のクエン酸で中和させることで、ふわっと仕上げてくれます。
使い方は、すすぎ洗いの最後に、水30Lにつき小さじ1/3を目安にクエン酸を入れます。まんべんなく行き渡ったら脱水をします。
ふわふわタオルで気持ちのいい毎日を!
いろいろな方法を試してみてもイマイチ効果が得られない場合は、タオルの寿命です。そのまま捨ててしまうのではなく、小さく切って雑巾にしましょう。小さな雑巾があれば、気がついた時にすぐ床や窓を拭いたり、シンクを磨いたり、さまざまな使い方ができて便利です。
日頃からタオルには寿命があることを知って、丁寧に洗濯をすれば、ふわふわなタオルを使うことができます。
ほんのひと手間をかけることで、気持ちのいい毎日を過ごしたいですね。