洗濯ネット、上手に活用していますか?
洗濯ネットの正しい使い方をおさえれば、洗濯時にお気に入りの服を傷や汚れから守り、長く使うことができます。
また、ネットは他の衣類との絡まりや繊維の引っかかりを予防してくれます。すべての衣類に使用する必要はありませんが、デリケートな素材でできた衣類や型崩れしやすい衣類には積極的に洗濯ネットを使用するようにしましょう。
洗濯ネットの使い方基本とは?
まずは、洗濯ネットの基本的な使い方を。衣類の種類によらず必ず守っておきたいポイントなので、チェックしておきましょう!
■1枚の洗濯ネットにつき1着入れる
意外と知らないのが、1枚の洗濯ネットに入れる枚数は1着までということ。1枚の洗濯ネットに複数枚入れてしまうと、洗濯ネットの中で服が絡まってしまったり、汚れが落ちづらくなってしまったりと、せっかく洗濯ネットを使用した意味がなくなってしまいます。
■ネットの大きさに合わせ、衣類は畳んで入れる
衣類を洗濯ネットに入れるときは、畳んでいれるようにします。畳んで入れることで、衣類の型くずれを防ぐことができます。この時のポイントは、洗濯ネットの大きさに合わせて畳むこと。ネットに対して衣類を小さくたたみすぎると、ネットの中で型くずれしたり汚れが取れにくくなったりする場合があります。
逆を言えば、衣類のサイズ感に合わせて使用する洗濯ネットの大きさを選ぶことも大切です。
【衣類別】洗濯ネットの使い方
それでは、洗濯ネットを使用すべき衣類の種類と、それに合わせた洗濯ネットの使い方をご紹介していきます。
■ワイシャツ
ワイシャツは型崩れ、シワができやすい衣類のひとつなので、洗濯時はネットを使うようにしましょう。ワイシャツのように型くずれを防ぎつつ、汚れもしっかり落としたい場合、使用するネットは少し粗い目のものが適切です。
ネットに入れるときは、ネットの大きさに合わせてワイシャツをたたんで入れます。この時、もっとも汚れが目立つ襟部分や袖口を外側に見えるようにすることがポイント。第1〜2ボタンは外して首元を広げ、襟は立てておくようにしましょう。
■ブラジャーなどの下着類
華やかな装飾類やワイヤーがついたブラジャーは劣化が早いもの。デリケートな下着類は手で洗ってあげるのが本当はベストですが、その時間も確保できないくらい忙しいのが現状ですよね。
そんな時は、洗濯ネットの出番。ブラジャーはホックを留めた状態で洗濯ネットに入れましょう。市販で売られているブラジャー用のネットを使用することをオススメします。
■ストッキングやタイツ
生地の薄いストッキングやタイツは破れやすく絡まりやすいので、劣化を防ぐためにもやはり洗濯ネットを使いましょう。
使用するのは、網目の細かいネット。ストッキングやタイツの伝線を予防するのに役立ちます。
■ニットなど型くずれしやすい衣類
型くずれしやすいニット類も、洗濯ネットは必須アイテム。素材の傷みが気になる場合は網目の細かいネットを使用することをオススメします。
またニット着用時の冬場は気づかないうちに汗をかいているので、ニットを裏表ひっくり返して内側の汚れをしっかり落とすようにしましょう。
■スパンコールなどの装飾つきの衣類
スパンコールやビーズ、パールなどの装飾が付いている表面部分を裏返して、洗濯ネットに入れます。こちらも他の衣類との摩擦をなくすために、網目の細かいネットを使用します。
目立つ汚れは前処理を
大切な衣服を長持ちさせるためにも、洗濯ネットの使用、また衣服に合わせた洗濯ネットの使い方を実践してみてはいかがでしょうか。
ただ、洗濯ネットを使用することで洗浄が行き届かない部分が出てきてしまうこともあります。あまりに目立つ汚れがある場合は、前もってその汚れ部分を処理しておくようにしましょう。